工場の求人で非正規雇用で働くデメリット

特殊技能を身につけて次の職場で生かすということが難しい

工場のアルバイトは比較的時給が高く、実家を出て一人暮らしをしている人であれば魅力的でしょう。一人暮らしだと、一日8時間、フルに働くような仕事でない限りなかなか家賃と生活費をまかなうことができないからです。また、正社員にならなくても生活していけるということは、なかなか正社員になれない人にとってはありがたいはずです。ただ、やはり非正規雇用でずっと働き続けるのはそれなりのデメリットがあります。まず特殊技能があまり身につかないという点です。非正規雇用者は単純作業を任される傾向があるので、工場を辞めたあと、身につけた技能を生かして別の職場を見つけることが難しいです。

また、接客業などと比べるとけがをしやすい環境にもかかわらず、もし実際にけがをしてしまって休むことになった場合、十分な保証を受けられない可能性があるという点もデメリットといえます。もちろん、けがの原因が明らかに工場側の過失であれば、見舞金の支払いを受けたり、休んだあとに元の職場にすんなり復帰できるはずですが、自分の過失でけがをしてしまった場合、休んでも収入の保証をしてもらうのは難しいでしょう。当然、貯金がなければ生活費の捻出も大変になるはずです。

長く働いても時給がどんどん上がっていく可能性が低い

工場が閉鎖されてしまったとき、特にお金が支払われないというのもデメリットです。正社員であれば、工場が閉鎖されても同じ会社の別の工場へ行けばいいですが、アルバイトは基本的に退職になる可能性が高く、だからといって退職金がもらえるとは限りません。工場によっては支給してくれるところもあるかもしれませんが、金額は正社員の退職金の何十分の一程度になってしまうでしょう。失業保険に加入していない場合は、早急に新しい職場を探さないといけません。そういった事態を見越して、しっかりと貯金をしておくことが大事です。

金銭的なデメリットとしてはボーナスがもらえないという点が大きいです。工場のアルバイトと新入社員の収入を比較した場合、毎月の手取りだけならアルバイトの方が上でも、ボーナスを入れると結局、新入社員の方が多くなるということも少なくありません。また、社員のように長く働くとことで出世して給料が上がっていくことはなく、何年働いても時給が変わらないこともあり得ます。十代や二十代前半で工場のアルバイトをすると、同級生よりも羽振りがいい暮らしをできるかもしれませんが、三十歳、四十歳と年を重ねていくと難しくなる可能性が高いです。